40代の女性が妊娠しやすい体をつくるためには

40代の女性が妊娠しやすい体をつくるために

今まで仕事に全力投球しながら頑張ってこられた皆さん。皆さんは「子どもが熱」「子どもの行事」と言う子育て真っ最中の女性に変わって、仕事を引き受けたり応援したりしながら、日々を過ごしてきたのではないでしょうか。

そんなとき、自分もいつか同じ立場になるのだからと思っていたはずです。いざ「子どもが欲しい」と願ったとき、あっさり叶わない現実に戸惑いを感じている方もいることでしょう

でも、大丈夫です。40代になった今、周りを気にして焦っても仕方ありません。

あなたが40代であること、それは誰かと比べても変わらない事実です。

40代から始める妊娠しやすい体づくり。あなたが願う限り、スタートに遅いということはありません。私もつい先日、42歳で初めて出産された方のお産介助をしたばかりです。

まずは、今日できることから始めて下さい。

この記事を書いた看護師

助産師・看護師jun
Junさん
・大阪府/30代
・正看護師免許
・助産師免許
看護師資格を取得し、その後、助産師資格も取得しました。助産師として働きだし15年以上になり、妊活、子育てで悩むママさんを少しでも看護師・助産師目線でサポートできる記事を執筆していきます。

1.40代になると何故妊娠しにくいのか

40代になると何故妊娠しにくいのか

何故、40代になると妊娠しにくくなるのでしょうか。ただ「もう若くないし」「もう無理かな」と後ろばかりみるのではなく「40代での妊娠は簡単ではないけど何とかなるかも」くらいの緩い気持ちが大切です。

見えない敵に恐れるのでなく、しっかり自分の体に向き合っていきましょう。

 

卵巣年齢の高齢化と卵子の老化について

卵巣年齢が高くなると、卵子の数が少なくなります。産まれたときには200万個あった卵母細胞は、初潮を迎えた頃には30万個まで減っています。もう少しさかのぼると、妊娠初期の胎児には、700万個以上の卵母細胞があることも分かっています。

この卵母細胞に卵胞刺激ホルモンが作用し、成熟卵子となり排卵します。

排卵した卵子は、実年齢と同じで年齢を重ねる毎に老化が進みます。さらに、37歳頃には急激に卵母細胞の数が減り、45歳頃には1000個レベルになり月経不順が起きてきます。これは視床下部からでる「エストロゲン」の分泌低下により、卵巣機能が高齢化することで起こる現象です。

 

2.自然妊娠の確率と年齢とリスク

自然妊娠の確率と年齢とリスク

自然妊娠とは、産婦人科的な医療介入を受けることなく、夫婦生活を営むことで妊娠に至るケースを指します。

生活習慣の改善などによる妊娠は勿論、自然妊娠です。

自然妊娠に至る確率は、年齢が上がるにつれ低下します。同時に、年齢が上がるにつれ、妊娠によるリスクは高まります。

流産を始め、染色体異常や妊娠高血圧症候群などの合併症が発生する割合も高くなります。

 

自然妊娠の確率と年齢

25歳〜30代前半25〜30%
30代後後半18%
40代前半5%
40代後半1%

 

年齢と流産の確率

24歳以下17%
25〜29歳11%
30〜34歳10%
35〜39歳21%
40歳以上41%

 

3.40代女性が妊娠しやすい体づくりのためにできること

40代女性が妊娠しやすい体づくりのためにできること

40代の女性が妊娠しやすい体になるためにかかせないことは、規則正しい生活を送り、健康な体を作ることです。健康な体である、そのうえでさらに妊娠しやすい体を目指すと考えることが大切です。

 

(1)体を冷やさないこと

体が冷えることは、血流不良につながります。血流不良は卵巣機能に影響を及ぼします。

素足で過ごす、冷房の強い部屋で過ごすなどは直接的な体の冷えにつながりますが、靴下を履く、カーディガンを羽織るなど簡単な工夫で対処できます。

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

毎日お風呂に入ることを基本に、好きなアロマを入れ足湯するなど、冷え予防にも取り組めるといいですね。

 

(2)食事を工夫すること

目標はバランスの良い食事を摂ることです。

卵子の老化予防には、

  • ほうれん草
  • カボチャ
  • 人参
  • ゴマ

などの栄養価の高い食べ物を取り入れることが大切です。きのこ類は免疫力アップにもよく、老化予防に効果的です。

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

野菜を食べる習慣がない人は、まず毎日の食事に野菜を取り入れることから始めてみてはどうでしょうか。

 

(3)睡眠をしっかりとる

健康な体には十分な睡眠がかかせません。睡眠不足は全てのパフォーマンスを低下させますが、十分な睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、細胞の修復が期待できます。卵母細胞の老化予防にもつながります。1日7時間睡眠、しっかり眠ることから始めて下さい。

 

(4)ストレスをためない

ストレスも睡眠同様、全てのパフォーマンスを低下させます。ストレスにより血流不良を起こし、卵巣機能にも影響を与えます。

ストレスにより、月経がこなくなるなどの症状が起こるのはそのためです。自分が楽しいと思える時間を1日の中に持つことが、ストレスをためない秘訣です。

 

(5)タバコはやめる

喫煙は健康に良くないこと、副流煙により自分以外の健康にも害を及ぼすことが分かっています。

喫煙は血流不良を起こし、卵巣機能にも影響を与えます。妊娠を望むなら、禁煙することは基本中の基本だと言えるのではないでしょうか。

 

(6)運動習慣をもつ

爽快感を得られる程度の運動習慣は、脳の活性化を高め、細胞の修復にも効果的です。

卵母細胞には、ミトコンドリアが数多く含まれています。ミトコンドリアは酸素を取り入れることで、卵母細胞を良質の卵子へと育てることができます。酸素をたくさん取り入れる運動、歩いたりストレッチしたりするなどの運動を続けて下さい

 

4.まとめ

焦らず、慌てず、自分のペースで進む。これで十分ではないでしょうか。

今まで人並み以上に早歩きで進んできた道、ここら辺でゆっくりペースを落とす位で丁度いいのです。

40代からの妊娠、それはきっと新しい何かをあなたに気づかせてくれるはずです。そんな、遠くない将来を想像しながら、今この瞬間を楽しむことに一生懸命になってみてはどうでしょうか

結果、思い通りにいかなかったとしても、健康な体は、あなたのこれからを一緒に支えてくれる最良のパートナーになるはずです。

 


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jun

【大阪府/30代/正看護師免許/助産師免許】助産師として働きだし15年以上になりました。読んだ方が、「また明日も頑張ろう」と気持ちを後押しできるような記事が書けるよう、頑張ります。