助産院選びの方法は?納得のいく出産のために

助産院選び 方法 

皆さんは出産場所を選ぶとき、総合病院・個人病院などの選択肢もあった中から「アットホームな出産がしたい」「家族一緒にお産を迎えたい」と何か特別な思いがあり助産院でのお産を選ばれたはずです。

でも、いざ助産院選びとなると「どんなふうに選んだらいいのか」「何を確認した方がいいのか」など疑問や不安が湧いてきくるのではないでしょうか。

今回は、そんな助産院選びの参考になるような記事をまとめてみました。ぜひ、参考にしてみてください。

 

1.助産院選びのポイント

タブレットを見る妊婦

出産場所となると、自宅から車で1時間以上かかる場所はお勧めできません。初めての出産だから大丈夫かなと思っても、何があるか分からないのが出産です。

「自宅から車で1時間以内」ネットで検索してみる

助産院を選ぶにあたり、出産前に妊婦健診を受けることも考えおく必要があります。10回以上通うことになる妊婦健診、車で何時間もかけて通うのは大変です。まずは「自宅から車で1時間以内の助産院」と言う条件で一度検索してみて下さい。

候補の助産院を二ヶ所以上見学へ行く

実際、自分の目でみて確かめることで分かることはたくさんあります。立地場所はもちろん、施設の中の雰囲気や清潔感など確かめてみて下さい。

二ヶ所以上見学することで、比較して考えられます。一ヶ所だと比べるものがないので、こんなものかと受けいれますが、これはどう?こんなときは?など疑問をもてるだけでも見学の効果はありますね。

助産院で出産したお母さんの体験談を聞く

実際、助産院での出産経験があるお母さんに話を聞くことはとても参考になります。

皆さんが出産を検討している助産院での話はもちろん、他の助産院での経験談も助産院を選ぶうえで参考にできることがあるはずです。

ネットの口コミも参考にしてみて

ネットの口コミなども参考しながら、自分が目指すお産や育児に近い助産院なのか検討できるといいですね。
 

2.おすすめできる助産院の特徴

医師と妊婦

次に、助産師の私がおすすめできる助産院の特徴を紹介していきます。

超音波断層装置を置いている

助産師の開業基準を定めた、日本助産師会から発行されている「分娩を取り扱う助産所の開業基準」では、超音波の機械は備えることが望ましい備品となっています。

つまり、絶対備えておかなくても問題ないとされるものです。

毎回の健診で赤ちゃんのエコー写真がもらえる

助産院を選んだ理由として、医療器械が少ないアットホームな環境に惹かれたと言われる方もいるでしょう。しかし、超音波が扱える助産師であれば、毎回の健診で赤ちゃんのエコー写真がもらえます。

医師のように細かな異常を診ることはしなくても、赤ちゃんが大きくなっているか確認したり、赤ちゃんが動いていたりする画像を診ることができます。

看護師からのポイント

助産師ポイント

最近の助産院では、超音波の機械を取り扱っている施設も増えてきています。携帯用の小さなエコーなどもあります。見学のときなどに、確かめてみることをお勧めします。

見学を希望したら、快く受け入れてもらえる

興味があると電話で問い合わせると、見学会を紹介したり、実際施設をみる時間を作るよう言われたりするものです。あっさり分娩予約という話にはなりません。

一見、当たり前のように思える、見学会を紹介する、施設に来るよう勧めてくれる施設がお勧めできる場所だと言えるのではないでしょうか。

3.注意すべき助産院の特徴

怒っている妊婦

反対に、以下のような助産院は注意が必要です。

質問に対して納得できる答えが返ってこない

助産院を見学して自宅に帰ったあとからでてきた疑問、見学会に参加したときには聞けなかった不安などがあとから湧いてくるのは当然のことです。

助産師からしたら些細なことでも、妊婦さんにとっては心配でならないことかもしれません。

「大丈夫」という曖昧な返答だけでは安心できない

そんなときに、あっさり「大丈夫、大丈夫なんとかなる」「そのときに1番いい方法で対処しますから考えすぎないでいいですよ」などと曖昧な返答しかないなら、安心できない施設かもしれません。

納得できるまで質問し、それでも解決しないなら、その施設だけにこだわらない方がいいのではないでしょうか。

産科医療補償制度加入証の掲示、嘱託医師の掲示がない

「産科医療補償制度」とは、お産のときに発生した重度脳性麻痺児とその家族が抱える経済的な負担を減らすこと、お産による裁判や紛争を防止することで産科医不足を改善することを目的に、安心した産科医療を受けられる環境を整えるために2009年に作られた制度です。

分かりやすく言うと、妊産婦の方が安心して出産できるための制度です。

掛金は、分娩取り扱い施設が支払いますが、100%の助産院が加入しています。助産院には、制度への加入を示す加入証や、嘱託医師・嘱託医療機関についての提示は当然必要です。

 

4.助産院選びの時に確認すべきこと

医師と話す妊婦

最後に、助産院選びの時に必ず確認すべきことを伝えていきます。

後悔のない、納得のいく「助産院でのお産」のためにはとても大切なことです。

助産師との相性が合うか

助産院の病院との大きな違いは、毎回の保健指導にかける時間が長く、充実していることです。

また、病院とは違いずっと同じ助産師が担当し、継続したアドバイスを受けられることも魅力の一つです。そんなとき、何となく歩調が合わない助産師だとしたら、しんどいですね。

人と人なので、助産師が悪いと言うことでもなく、もちろんあなたが悪いと言うことではありません。ただ、何となくの違和感は、実際話してみないと分からないかもしれません。

看護師からのポイント

助産師ポイント

だからこそ、見学会に行ったり、話を聞きに行ったりすることが必要です。さらに分娩予約は、実際健診に通いだし、納得したうえでお願いするくらいで間に合います。焦って決めてしまわない方がいいですね。

助産院の理念に母親自身が共感できるか

助産院の管理者は助産師です。複数人の助産師が集まって開設している所もありますが、大部分は1人の助産師が運営しています(お産のときにはヘルプ助産師がいるはずです)。

助産院の理念は、運営している助産師の考えが大きく反映されます。

母子同室やオッパイについての考えを聞いてみよう

例えば、母子同室やオッパイについての考えを聞いてみるといいのではないでしょうか。

「どんなに疲れていても、お母さんと赤ちゃんは一緒にいて、いつでもオッパイを吸わせた方がいい」

「まずは、お母さんの疲れを回復させないとオッパイもでないから、1日はゆっくり休んで、ミルクもあげていきましょう」
など助産師によって色々な考えがあります。

どの考えが正しい、間違っていると言うことではなく、あなた自身が違和感なく、助産師の話を受け入れられるかと言うことが重要です。助産院の理念や目標については、掲示されていることが多いので確認してみて下さい。

嘱託医師・嘱託医療機関とは連携があるか

助産院では、助産師だけでは医療を行うことはできないので、異常時に対応できる医師や医療機関との連携が必要不可欠です。

助産院を開設するには、嘱託医師や嘱託医療機関は必ずもっておかなければいけません。

それも名前だけではなく、きちんと交流があり、いざというときこんなはずじゃなかったとならないためにも、助産師と嘱託医師や医療機関との関係を知っておくことは大切なことです。

私が手伝いに行っていた助産院では、嘱託医師の病院が忙しいときには声がかかり、助産院から交代で夜勤の手伝いに行っていました。お互い交流を持つことで、いざと言うときも医師との面識もあり、一緒に働くことで医師からの信頼も得ることができていました。

お産のときに手伝いに来てもらう助産師はいるのか

助産院で運営しているのが1人の助産師だとしても、お産のときは他の助産師に応援に来てもらいます。そのための助産師はきちんと確保できているのか、お産のときには何人くらいの助産師がいるのかなども確認しておくと安心ですね。

通常はフリーの助産師何人かを確保している

通常、病院やクリニックで働いている助産師や、フリーの助産師何人かを確保しています。その中からいざ出産となったときに、出てこられる助産師を探すと言うのが一般的です。

お産は何があるか分かりません。異常になったときには嘱託医師・嘱託医療機関に連絡したり、搬送準備にスムーズに対応したりするにも必要なのは人手だと言うことですね。

 

まとめ

今回は、助産院選びのときの方法や確認すべきことなどをまとめました。最終目標は順調な妊婦生活を過ごし、元気に赤ちゃんを産んであげることです。全ては、その目標達成のための助産院選びです。

また、助産院での出産にたどりつくには、赤ちゃんもお母さんも健康に正常な妊娠経過をたどっていくことが必要です。

助産師からの食事・体重・生活面などのアドバイスを取り入れ、自分で出産に向かって管理していく高いモチベーションが大切になります。生涯に何度も経験できないお産、助産院での出産となるとさらに貴重な経験です。

自分が納得できる助産院選び、産ができるといいですね。頑張って下さい。


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