哺乳瓶など乳幼児(赤ちゃん)の使用する物品の注意点と管理方法

哺乳瓶など乳幼児(赤ちゃん)の使用する物品

乳幼児(赤ちゃん)は、母親から免疫機能も受け継いでいます。しかし、出生後から徐々にその免疫機能は、低下していきます

1歳になっても子どもの免疫機能は、大人の免疫機能の半分程度です。

よって乳幼児(赤ちゃん)は、免疫機能が未熟であり、あらゆるウイルスや細菌に感染するリスクがあります。乳幼児(赤ちゃん)の健康状態を保っていくためにも、衛生管理をしっかり行っていく必要があり、中でも、毎日使用する哺乳瓶や乳首、おもちゃなどは清潔に保つ必要があります

このページでは乳児が使用する物品の注意点と管理方法をお伝えしていきます。

この記事を書いた看護師

真っ赤なリンゴ
真っ赤なリンゴさん
・千葉県/30代前半
・正看護師免許

こどもが大好きで、小児病棟や産科クリニックなど小児に関わる職場で働いています。自分の看護観を広げつつ、今まで経験したことなど、少しでもみなさんの力になれるよう情報を発信していければと思っています。

1.乳児が仕様する物品の注意点について

乳児が仕様する物品の注意点について

乳幼児は予想することができない行動をとることがあり、なんでも口に入れてしまうことから、おもちゃなど普段使用する物品も清潔にする必要があります。口に入れてしまう乳幼児のことを考えると、乳幼児の手の届くところにペンやお金など置かないようにする必要があります。

 

乳児が使用したおもちゃ等はウェットティッシュなどで拭いておこう

乳幼児は、手の届くところにある物をすぐに口にしたり、色々なものを触ったあとでおもちゃを触ったりします。気づかないうちに、乳幼児の使用する物品は細菌などが付着し、目には見えなくても汚れている可能性があります。

そのため、乳幼児が使用したおもちゃは、片付けるときに消毒ウエットティッシュなどで拭いて綺麗にする必要があります。

 

乳児が手の届く場所は物の管理を徹底しよう

乳幼児はなんでも口にいれてしまうことから、物の管理が重要です。手の届かない高い場所にペンやお金などしっかり保管して下さい

 

異物を飲み込んでしまった乳児の事例

以前、病院で印鑑を飲み込んでしまったり、電池を飲み込んでしまい搬送されてきたケースがありました。赤ちゃんの背中を叩いても、飲み込んでしまったものが出ない場合、緊急手術となり、その物を取り出さなければなりません

最悪な状態に陥ってしまうこともあるので、常に物の管理については注意が必要です。基本的なことですが、赤ちゃんから常に目を離さないよう注意して下さい。

 

2.哺乳瓶・乳首の洗浄物品・清潔管理について

哺乳瓶・乳首の洗浄物品・清潔管理について

清潔管理についてですが、ミルクで使用する哺乳瓶は、通常の洗剤で洗った後、消毒液につけることが効果的です。ミルクは、脂肪分があるため一度洗剤でしっかり洗い汚れしっかり落として下さい。

しっかり洗剤で洗い終わったら、消毒液につけて下さい。

 

哺乳瓶は柄のついたタワシや、スポンジで洗おう

哺乳瓶スポンジブラシ
画像参照元:amazon.co.jp

哺乳瓶を洗う物品については、柄のついているタワシや、スポンジがあります。

柄のついているタワシやスポンジで洗うと、哺乳瓶の底まで届くのでしっかり洗うことができます。

 

乳首専用スポンジも清潔管理として効果的

乳首専用ブラシ
画像参照元:amazon.co.jp

乳首も専用のスポンジがあります。見慣れない方もいるかと思いますが、乳首の形をしている小さなスポンジです。

哺乳瓶洗浄物品として、これらを揃えておくことをお勧めします。

 

3.哺乳瓶・乳首の消毒薬について

哺乳瓶・乳首の消毒薬について

消毒液については、多くの医療機関でミルトンを使用した消毒を行っているとことが多いようです。

 

消毒薬のミルトンについて

ミルトン
画像参照元:キョーリン製薬

ミルトンとは、水で薄めて使用する消毒液です。ミルトンの成分を詳しく説明すると、次亜塩素酸ナトリウムという薬品です。今まで、病院や産院ではミルトンを使用してきましたが、簡単で使いやすい印象があります。

ミルトンは、次亜塩素酸濃度が1.1%であり、説明書通りに薄めて使用すれば乳幼児が口にしても問題ないといわれています。消毒につけることで、多くのウイルスや細菌などに殺菌作用があります。

ミルトンはノロウイルスなどに対する消毒効果もあるようです。詳しい内容については、ミルトンのサイトにて説明されているものもあるので参考にしてください。

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

ミルトンは一度消毒液を作れば24時間効果が持続すると言われています。一日一回消毒液を作ればいいので、手間もさほどかからないかと思います。今回は、今まで私が使用してきたミルトンについて説明していますが、他の消毒薬もたくさんあるので、その説明書に沿って間違えのないよう使用して下さい

 

消毒薬は必ず基準値の水に薄めて利用すること

消毒薬は、必ず水に薄めて使用しますが、濃度を間違えたり原液に手に触れてしまったりすると皮膚がかぶれてしまったりするなど、身体に害があります。

キッチンハイターなどの漂白剤を使用したことがあるかもしれませんが、その漂白剤と同じように気を付けて使用する必要があります。漂白剤も次亜塩素酸ナトリウムですが、ミルトンに比べ濃度が高いかと思います。

哺乳瓶や乳首に使用する消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムの濃度が低濃度となっているため安全性もあると言えます。

 

消毒後は乾燥させることが重要

ミルトンにつけるだけで、哺乳瓶や乳首を清潔に保つことができますが、病院では、ミルトンにつけた後(ミルトンにつける時間は1時間)、さらに乾燥機で乾燥させています。

濡れたまま哺乳瓶や乳首を置いておくこと、細菌など発症するリスクが上がってしまいます。そのため、免疫機能が未熟な乳幼児を守るためにも、病院ではさらにひと手間加えています

病院では、家庭で過ごす乳幼児よりも免疫機能が低い乳幼児も多くいるため感染管理は徹底しています。

 

家庭であれば、乾燥機を使用するまでしなくてもよいかもしれません。自分の家庭に見合った方法を考えていくことも大切かと思います。

 

4.まとめ

これらのことから、赤ちゃんの使用する物の管理の仕方は、赤ちゃんの特徴を踏まえた上で、

  • 「常に清潔に保つこと」
  • 「物の管理には十分注意すること」

があげられます。子育てをしていく上で、たくさんの学びの機会があるかと思います。全てのことを一人で完璧にこなそうとするのではなく、家族と協力し、家族と共に勉強をし楽しく子育てをしていって下さいね。


ナース・ティーチャーの記事があなたのプラスになれば、シェアお願いします。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人

真っ赤なリンゴ

【千葉県/30代前半/正看護師免許】 こどもが大好きで、小児病棟や産科クリニックなど小児に関わる職場で働いています。自分の看護観を広げつつ、今まで経験したことなど、少しでもみなさんの力になれるよう情報を発信していければと思っています