ベビーマッサージのやり方と効果

ベビーマッサージのやり方と効果

ベビーマッサージとは、その名の通り「赤ちゃんに触れマッサージすること」です。最近、赤ちゃんを持つお母さんの関心が高まっているベビーマッサージですが、どうしてそんなに人気があるのでしょうか。

実は、お母さんが赤ちゃんに触れることで、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても良い効果が生まれます

今回は、ベビーマッサージの具体的な効果に加え、「いつからやるのか?」「どのように行うのか?」「何かを使うのか?」「何に注意するべきなのか?」などの疑問に助産師の視点からお答えします。

皆さんの参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた看護師

助産師・看護師jun
Junさん
・大阪府/30代
・正看護師免許
・助産師免許
看護師資格を取得し、その後、助産師資格も取得しました。助産師として働きだし15年以上になり、妊活、子育てで悩むママさんを少しでも看護師・助産師目線でサポートできる記事を執筆していきます。

1.ベビーマッサージの6つの効果について

ベビーマッサージの6つの効果について

ベビーマッサージにはいろいろな効果があるとされています。はじめに、6つの効果について説明します。

 

(1)運動機能の発達を促進する

マッサージすることで筋肉が緩み、赤ちゃんがリラックスします。関節が柔らかくなり、自由に手足を動かすことでできる運動機能が広がります。

 

(2)脳の発達を促進する

積極的に肌に触れることは、赤ちゃんの脳へ良い刺激を与えます。五感の中でも触覚は脳の働きを高めるのに最も重要だとされています。

 

(3)免疫力をアップする

ベビーマッサージにより、血液循環が良くなり、赤ちゃんの新陳代謝も高まります。その過程で老廃物の排泄も促され、体の抵抗力が高まります。

 

(4)オキシトシン(幸せホルモン)の分泌を促進する

赤ちゃんに触れることでお母さんは幸せだと感じられます。同時に、赤ちゃんも幸せを感じます。幸せを感じることで分泌されるオキシトシンが増え、お互いのストレス軽減につながります

 

(5)深く眠るようになる

マッサージにより、リラックスすることで、赤ちゃんの呼吸は安定します。呼吸が安定することでさらなるリラックス効果をもたらし、赤ちゃんが深い眠りに入りやすくなります。これが、夜泣きに効果があるといわれる理由です。

 

(6)体調の変化に気づける

肌に触れる、目で見る、マッサージすることで赤ちゃんの機嫌も分かります。

同じ状況で同じことを繰り返すことで、なんとなく違うなと感じやすくもなります。このなんとなくの違和感が、自分から言葉で訴えることができない赤ちゃんの変化に気づくために大切なことです。

 

2.ベビーマッサージを始める時期と期間

ベビーマッサージを始める時期と期間

「明確にこの時期からベビーマッサージはできます」という決まりはありません。ベビーマッサージを実施している教室や病院の方針により、行う時期は様々です。

目安として、生後2ヶ月くらいから始めることをお勧めします。

 

慌てて早くから取り組む必要はない

出生直後からもできるという説明もありますが、生後すぐから1ヶ月くらいまでは赤ちゃん自身が変化しやすい時期であることは勿論、お母さんも疲労回復を優先させる時期です。慌てて早くから取り組む必要はありません。

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

いつから始めるかということよりも、生後4ヶ月くらいまでの首のすわっていない赤ちゃんをうつ伏せにしてマッサージすることは、慎重になるべきだということです。

 

3.ベビーマッサージのやり方、実際どうやってするの?

まず、ベビーマッサージは赤ちゃんは裸にして行います。

赤ちゃんを裸にする

沐浴の時のように座布団などの上にバスタオル広げます。

バスタオルを広げる

その上に裸の赤ちゃんを寝かせます。

バスタオルに赤ちゃんを寝かせる

冬は寒くないように、夏は暑すぎないように室温は25度前後に調整して下さい

次に、簡単にできるマッサージ方法について紹介します。

 

ベビーマッサージのやり方と方法について

ベビーマッサージオイルの使用は絶対ではありません。使用する時には自分の手で温めるようにします。

部位ごとに、簡単にできるマッサージ方法について紹介します。

 

(1)足のベビーマッサージのやり方

足のベビーマッサージのやり方

基本は、体の中心から末端にむけてマッサージします

「右から行う、左から行う」と決めておくと迷わなくてすみます。

足首を片方の手で持ち、もう片方の手で股関節から外側へ絞るように手を進めていきます。次に、太ももの裏から手を入れ、外側へ同じようにマッサージしていきます。

 

(2)お腹のベビーマッサージのやり方

お腹のベビーマッサージのやり方

お腹から手をずらさないように横に置き、手の重みだけで左右に揺らします。次に時計回りに円を描くようにマッサージします。赤ちゃんの温かさや柔らかさを感じることが大切です。

 

(3)胸・腕のベビーマッサージのやり方

胸のベビーマッサージ

胸の上に手を置き、肩まで動かしハートを描くように動かします

胸・腕のベビーマッサージ

次に腕もなでるようにマッサージします。腕が長くなるようにとイメージする、と考えれば分かりやすいかもしれませんね。

 

(4)背中のベビーマッサージのやり方

背中のベビーマッサージのやり方

うつ伏せにして、肩甲骨に手を置きます。羽を描くように手を動かします。赤ちゃんが腕で自分を支えられるようになったら、腕を後ろに優しく引っ張りながらマッサージします

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

詳しく知りたい方は、一度自宅近くのベビーマッサージ教室を探して尋ねてみるのもいいかもしれませんね。

マッサージの方法や順番を細かく気にすることよりも、赤ちゃんが「気持ちいいなあ」と感じること、お母さんが「気持ち良さそうだなあ」と感じられることが大切です。

赤ちゃんに話しかけたり、リラックスしたりできる音楽を聴きながら、一曲終わるまでマッサージすると決め取り組むこともいいかもしれませんね。

 

4.ベビーマッサージ用のオイルの選び方

ベビーマッサージ用のオイルの選び方

ベビーマッサージ用のオイルの使用目的は、マッサージにより皮膚が引っ張られるのを防ぎ、皮膚刺激を少なくすることです。また、保湿効果も期待できます。

ベビーマッサージ用に純度の高いオイルなども販売されていますが、普通のベビーオイルなどでも問題ありません。

良く伸び、よく滑ることを目安にお好みのものを選んで下さい。

 

かぶれてしまった時の対処法

まず大切なのは、新しいオイルを使う時には、少量オイルを皮膚に垂らし、かぶれないか試してみることです。この時点でかぶれや赤みがでるようなら即使用を中止して下さい。

赤みや、かぶれがでたら中止し、ぬる目のお湯で洗い流して下さい。それでも症状が治らなければ、迷わず皮膚科を受診します

 

5.こんな時のベビーマッサージはダメです

こんな時のベビーマッサージはダメです

良い効果がたくさんあるベビーマッサージは、毎日の日課にしたくなりますが、以下のような時はダメです。

  • 37.5度以上の発熱時
  • 赤ちゃんの機嫌がいつもより悪い
    (例えば、特別な理由なく泣き続けるなど)
  • 赤ちゃんの調子が悪そうな時
    (例えばミ、ルクをいつもより飲まないなど)
  • 皮膚に湿疹や発赤がある時
  • 予防接種した後

これ以外にも、お母さんの体調がなんとなく良くないなど、乗り気になれない日もあります。そんな時は、無理せずお休みして下さいね。

 

6.まとめ

赤ちゃんの発育にとっても、お母さんにとっても良い相乗効果をもたらすベビーマッサージ。何より赤ちゃんに触れることで赤ちゃんが今求めていることや、体調の変化に気づくことができます。

そんなベビーマッサージの時間が赤ちゃんとの素敵なコミュニケーションの時間になるといいですね。

 


ナース・ティーチャーの記事があなたのプラスになれば、シェアお願いします。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人

jun

【大阪府/30代/正看護師免許/助産師免許】助産師として働きだし15年以上になりました。読んだ方が、「また明日も頑張ろう」と気持ちを後押しできるような記事が書けるよう、頑張ります。