赤ちゃん(乳児)のおむつかぶれ!治療と予防法について

おむつ交換されている日本の赤ちゃん

おむつかぶれとは、おむつに触れている部分の皮膚が炎症をおこすことで、接触性皮膚炎の一種です。放置するとあっという間に悪化することもあります。

しかし、24時間おむつをしている赤ちゃんは、常におむつかぶれになりやすい状況にあります。

そこでこのページでは、おむつかぶれの正しい治療と予防法について紹介していきます。

1.病院での治療が必要なおむつかぶれの状態とは

泣いている日本の赤ちゃん

赤ちゃんの尿や便の回数は頻回なため、おむつの中は常に湿度が高く、細菌が繁殖しやすい状態にあります。大人よりも汗をかきやすいことや下痢なども一因となります。

皮膚も大人に比べて薄く過敏なため、一度おむつかぶれになってしまうと治すのに時間がかかることがあります。

以下のような状態が見られたら、できるだけ早く受診するようにしましょう。

おむつ替えのときに痛がって愚図る

おむつかぶれが悪化すると、かゆみやひりひりした痛みが伴うため、赤ちゃんが尿や便をしたあとや、おむつ替えの時に痛がって愚図ったり泣いたりすることがあります。

このようなときにも受診して早く治してあげましょう。

皮膚がジクジクしている、皮がむけている

赤くなっているようでしたら、早めに家でのケアを行ってください(下記の予防法参照)。保護剤がない時や敏感肌の赤ちゃんは発赤の時点で受診しても、もちろんかまいません。

改善がみられず、ただれたり、プツプツと発疹ができたり、ジクジクしている、皮がむけてきた場合のときは早めの受診が必要な状態です。

<処方されたステロイドは適切に使用すれば怖いものではない>

小児科か皮膚科を受診すると、おむつかぶれの程度に応じてステロイド系の軟膏か非ステロイド系抗炎症薬の軟膏が処方されます。

保護者の中には、ステロイドを怖がって適切に塗らないことがありますが、ステロイドにも段階があり赤ちゃんには強いステロイドはほとんど処方されませんし、適切に使用すれば怖いものではありません。

2.赤ちゃんのおむつかぶれを予防するには?

母親におむつを替えられている赤ちゃん

上記の状態のように、おむつかぶれが悪化する前にできれば予防したいものです。

なお、予防方法の基本は「清潔」と「乾燥」です。

おむつが汚れたらこまめに取り替える

汚れたらこまめに取り替えて、汚れはしっかり落としましょう。拭くだけでは皮膚の細かなしわに汚れが残りやすいので、出来れば便の時はかぶれていなくても洗うことをお勧めします。

できるだけぬるま湯で洗い流す

出来れば、おむつ交換のたびにきれいに洗い流すことがいいのですが、尿回数も多い赤ちゃんは大変なので、ぬるま湯をたっぷりと含ませた脱脂綿で流すように拭き、便の時は使用済み食器用洗剤の空容器や霧吹きなどにぬるま湯を用意して、出来るだけ洗うようにします。

なお、石鹸は何度も使うと刺激になるので使わない方がいいでしょう。

もし、どうしても石鹸を使いたい場合は、「ドルチボーレのベビーソープ」のように、無添加素材の石鹸を選ぶようにしましょう。

おしりふきを使用する場合はノンアルコールのものを

おしりふきを使用するときは、刺激の強いものは皮脂を取り除いてしまい外的刺激に弱い状況を作ってしまうことになるので、ノンアルコールのものを使用してください。

おむつを開放する時間を作る

細菌が繁殖しやすい状態を避けるため、洗った後はしっかりと水分を拭きとりましょう。

おむつの中は、どうしても蒸れてしまいますので、おむつ交換時はしっかり乾かしてからおむつをする習慣をつけ、余裕があればおむつを開放する時間を作りましょう。そうすることでおむつかぶれのリスクを減らせます

看護師からのポイント

看護師ポイント

赤ちゃんの皮膚は脆弱な状態になっているので、拭くときにもこすってしまうと摩擦で皮むけを起こしてしまうことがあるため、押さえるように拭きとることが大切です。

ベビーワセリンやベビーローションなどで普段から保護膜を作っておく

皮膚が敏感な赤ちゃんや、少し赤くなってきたかなというときには、ベビーワセリンやベビーローションなどの皮脂保護剤を、乾燥させた後に塗布しておくことで、皮膚を刺激から守る保護膜の役割を果たし、おむつかぶれの予防効果や悪化を防ぐことができます。

また、ベビーローションを使用する際には、「ドルチボーレのミルキーベビーローション」がおすすめです。ローションの成分である「馬油」と「シアバター」が保護膜を作るサポートをしてくれます。

なお、ワセリンやローションは痒みや炎症を抑える効果はないので、おむつかぶれが悪化したときには処方薬に切り換えることが必要です。

おむつかぶれに関するQ&A

おむつにはさまれている赤ちゃん

おむつかぶれのときに外来でよく質問される内容についてまとめましたので、参考にしてください。

Q.布おむつと紙おむつはどちらがいいの?

看護師そらの
A.どちらも一長一短があります。尿回数が多いうちは吸収がよく通気性がいい紙おむつ適していますが、吸収が良いからといて長時間つけていると逆におむつかぶれの原因になることもあります。その時々で使い分けるのもいいですが、どちらにしてもこまめに取りかえるのが基本となります。

Q.軟膏を塗っても良くならないのですが・・・

看護師そらの
A.軟膏塗布だけでは改善しませんので、きちんと清潔と乾燥を行っているか処置の基本を見直してみましょう。それでも改善していない時や更に悪化している時には、カンジダ症のこともありますので、再受診し軟膏の変更などを含め相談してください。

まとめ

おむつかぶれは赤ちゃんのためにも予防が重要です。普段のお風呂やおむつ交換の時には、早期発見できるように赤ちゃんの皮膚をよく観察する習慣をつけたいものです。

どうしてもおむつの中は蒸れていてかぶれやすい環境だということを念頭において日頃からケアを行うことが大切です。赤ちゃんがおむつ交換の時に笑っていられるようにしてあげましょう


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