子どもに合った「かかりつけ医」の見分け方

子どもに合った「かかりつけ医」

子育てしていると必要になるのは小児科の存在ですが、かかりつけ医を見つけた方がいいのは分かるけど、どうやって見つければいいのか迷うところですよね。お友達に紹介してもらったところが自分には合わなかったという経験はありませんか。

小児科看護師の視点から、信頼できる、かかりつけ医の見分け方を紹介します。

この記事を書いた看護師

看護師R-M
R-Mさん
・北海道/40代
・正看護師免許

長く小児科病棟をしていました。看護師として早20数年、経験から得た情報を伝えていけたらと思います。

1.基本は小児専門医への受診を心がけること

基本は小児専門医への受診を心がけること

ファミリークリニックや内科小児科は内科の医師が診察しています。

もちろん、小児科領域をきちんと知って診察をしている医師もいますが、子供には小児特有の病気が多く、薬も大人には使えても小児には使えないものがあります

簡単な風邪程度ならば問題ないのですが、私の経験上、内科医が診たあとに小児科を受診した子供で、

  • 小児特有の病気の診断や発疹などの区別がされていない
  • 使用できない薬が処方されている

以上のようなケースもありました。

小児専門医であれば、子供の発達のことも診察時に同時に診ていますし、小児特有の病気の発見を見逃さないためにも、小児専門医への受診をお勧めします。

では、小児科医をどうやって選べばいいのでしょう。

 

持病のある子供こそ「かかりつけ医」をしっかり探すこと

風邪のような症状で毎回大きな病院や遠くの専門医へ受診するのは大変です。

小児専門医は、内科のように枝分かれしておらず、基本全身を診ています。先天性疾患や喘息など基礎疾患のある子供でも、近くの信頼できる小児専門医をかかりつけ医として見つけることがお勧めです

きちんと1人の医師に病歴を把握しておいてもらい、入院時や必要時には専門医へ紹介や連携するなどの対応をとれるようにしておいてもらうことが望ましいです。

 

2.看護師が教える小児科医の選び方について

看護師が教える小児科医の選び方について

私(看護師)の経験を元に、小児医の選び方のポイントを挙げています。是非参考にまずは、選んでみてください。

 

(1)無理なく通えるか・連れて行けるか

子供は頻繁に熱を出しますし風邪をもらってきます。通う頻度が高いということは、遠ければ通院自体が負担になります。

また、具合の悪い子を連れて行くので無理なく通うことが出来ることも重要なポイントです。できれば近くにある小児科をピックアップしましょう。

 

(2)感染管理が整っている病院かどうか

  • 予防接種の時間帯は一般の診察時間と区別されているか
  • 隔離が必要な子供と接触しないような構造になっているか

など、受診した際の感染管理がされているかを確認しましょう。受診する子供への配慮がされているかが判断できます。

 

(3)診察までの時間が短く、待ち時間の工夫があること

待ち時間が長いと、具合の悪い子供は更に機嫌が悪くなっていきます。診察までの時間が長いかどうかを実際に通っている保護者から聞いてみましょう。また、プレイルームや絵本など、待ち時間を過ごせる工夫がされているのかどうかも調べてみましょう。

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

小児科の特徴として受診している多くが感染症患者です。そこに長く滞在しない方がいいですよね。そういうことに配慮して現在は予約を取り入れている小児科も増えています。予約が出来るかどうかはホームページからでも分かりますし、事前に電話で問い合わせてもいいですね。

 

3.実際の診察時に選ぶための観察ポイント

実際の診察時に選ぶための観察ポイント

子供なので機嫌が悪くならないように短時間に終わらせることは鉄則なのですが、それ以前にきちんと診察されることが第一です。

そのための診察時に医師を見分けるためのチェックポイントを説明していきます。

 

(1)診察の仕方で注意すべき診察について

  • 聴診器を当てる時間はあっという間に終わる
  • 聴診器を当てながら話をしてる
  • ちらっと喉を見るだけできちんと診ていない
  • 鼻水があるとき、耳は見ていない
  • お腹が痛いときに横に寝かせてみていない

上記のような診察の場合は、あまり良くないといえるので注意が必要になります。

例えば、聴診器を当てながら話をしていたら、まず聞こえませんし、鼻水があるときは中耳炎の疑いもあるため確認が必要になります。丁寧な診断を心がけている医師を選ぶようにしましょう。

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

子供は自分の症状を適切に表現することが難しい場合があります。

ある小児科医は「お腹が痛い」と言った子供のお腹を軽く触れただけで「はい点滴ね」と指示を出していました。看護師としてお勧めしたくないですね。ちなみにその子供は翌日別の医師の診察を受け便秘と診断され浣腸をして元気に帰っていきました。

 

(2)検査は適正で説明があるかどうかを確認する

小児科領域は、近年多くの迅速検査が開発されて、受診時すぐに診断のつく病気が増えました。

中には子供への問診もないのに、次々と検査をする医師もいます。すぐに検査をしてくれると保護者からも評判はいいのですが、検査が必要かどうかをきちんと説明して行ってくれる医師のほうが信頼できます

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

検査は子供にとっては嬉しいものではありません。保護者の不安解消のために検査をしているわけでもありません。検査をしてくれるから良いのではなく、適切な時期に適切な検査を、症状や問診の説明とともに、行ってくれる医師をお勧めします。

 

(3)医師が子供と話をしているかを確認する

あなたが通うクリニックや病院は、医師が保護者の話を聞いて、さらっと診察をして、保護者に説明をして、で終わっていませんか。

小児科医は、診察時に子供に話しかけることや子供の表情を見ることで、活気の程度や発達段階など様々なことを見ています

しかし、子供の診察はさらっと終わらせて保護者に重点を置く医師もいます。評判はそこで決まるからです。

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

保護者としては、丁寧な先生だったと印象が残るかもしれませんが、しっかりと子供を主役にして診察しているかを見究めましょう

 

(3)医師との相性はどうかを確認する

最後に1番重要になるのは医師との相性です。口コミなどで評判の良い病院へ行ってみたけど合わなかった、ということがあります。

  • 病状や検査、薬などに関して気軽に質問が出来る雰囲気かどうか
  • 子供ともコミュニケーションをとっているか
  • 分かりやすい言葉を使って説明してくれるか

などで医師との相性が決まると思います。

通ってみて合うと思ったら、かかりつけ医となるわけですが、一方的な「こうしてほしい」という思いだけでは信頼関係を築くのは難しいです。

 

看護師からのポイント

看護師ポイント

自分の思うような検査や処方をするのが良い医師とは限りません。思っていることを上手に伝えるのと同時に医師の意見も聞き信頼関係を積み重ねていくことが大切です。

 

まとめ

1度受診しただけではなかなか決められないのが、かかりつけ医という存在です。

優しい、厳しい、などは主観であって個人差のあるものなので、保護者の求めるものによって、医師の優しい厳しいは違うものになります。

また、話しやすさなど相性となるものは、実際に何度か通って決めるしかありませんが、是非、クリニック側の配慮や診察方法なども参考にして、我が子のためになるような、かかりつけ医の見つけ方をしてほしいと思います。

 


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