病院に頼らない妊活方法!私は産めるカラダなの?

病院に頼らない妊活方法

「結婚して、しばらくたったら自然に妊娠して赤ちゃんとの生活が始まるんだろうと思っていました。でも、いざ妊活を始めてもなかなか赤ちゃんが来てくれません」と言うのは珍しくない話です。

いつかは産みたいと考えている皆さんにとっても、自分の妊娠力を知っておくことは大切なことです。

病院を頼る前に、自分の妊娠力を知り、自分たちでできる妊活に取り組んでみてはどうでしょうか。今回は、妊娠率を上げる方法や日常生活の中でできる妊活方法についてまとめてみました。

参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた看護師

助産師・看護師jun
Junさん
・大阪府/30代
・正看護師免許
・助産師免許
看護師資格を取得し、その後、助産師資格も取得しました。助産師として働きだし15年以上になり、妊活、子育てで悩むママさんを少しでも看護師・助産師目線でサポートできる記事を執筆していきます。

1.基礎体温を3ヶ月つけることから始める

基礎体温を3ヶ月つけることから始める

皆さんは「基礎体温」という言葉を聞いたことはあるはずですが、実際測定しグラフを付けたという方は少ないのではないでしょうか。

 

基礎体温のつけ方について

  1. 婦人科体温計で(小数点第2位まで表示する)
  2. 布団の中で(起き上がらない)
  3. 舌の付け根に体温計を当てて(舌の下で)
  4. 毎日測定する
  5. 記録する(アプリに入力するのが忘れなくてお勧め)

健康な女性の基礎体温は、排卵を境に2層になっています。生理開始から排卵日までの間は低温期、もっとも体温が下がる日を境に(排卵日)次の生理開始までが高温期を示します。温度差は0.3以上あれば問題ありません。

 

2.基礎体温で自分の妊娠力を判断する判断指標

低温期と高温期のグラフ
低温期生理開始から排卵日までの期間
高温期排卵日の目安
(低温期より約0.3~0.5度上がった時期)

 

低温期、高温期の区別がないグラフ

低温期、高温期の区別がないグラフ

低温期と高温期の温度差が無く2層になっておらず、1層。つまり、低温期だけが続く場合、生理があったとしても排卵していません。無排卵ということです。

原因として、ストレスや極端なダイエット、寝不足はもちろん、婦人科系の病気なども否定できません。

 

基礎体温が低いグラフ(低温期35度台、高温期36.5度以下)

基礎体温が低いグラフ

基礎体温がもともと低い人でも、低温期と高温期との2層になっていて、その温度差が0.3度以上あれば排卵していると考えられます。

 

高温期が12日未満のグラフ

高温期が12日未満のグラフ

高温期が短い、低温期と高温期の差が0.3度未満の場合、黄体機能不全の可能性があります。黄体機能の低下により受精卵は着床しにくくなります。

 

低温期が20日以上続くグラフ

低温期が20日以上続くグラフ

低温期が長いのは、卵胞の成熟に時間がかかりすぎていると考えられます。何らかのホルモンバランスの異常が起きていると考えられます。

 

高温期が18日以上続くグラフ

高温期が18日以上続くグラフ

そろそろ低温期になる頃だと思っても、高温期が続くというイメージです。この場合、黄体ホルモンの働きにより高温期が続いていると判断します。妊娠すると黄体ホルモンの分泌量が増加しつづけます。つまり、妊娠しているということになりますね。

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

やはり健康でなければ妊娠はできないのです。妊娠は健康であるからこそできることです。最近は若い女性の子宮頚がんや乳癌になる年齢も、30代と早くなってきています。今すぐ「産む、産まない」に関わらず自分の妊活力を知ることは、大切なカラダのメンテナンスにもなるということですね。

 

3.妊娠率を高める妊活方法について

妊娠率を高める妊活方法について

健康な夫婦が妊活に励んだとしても、1周期で妊娠できるのは10人中4人と言う非常に低い確率だということが分かっています。

排卵のタイミングを見計らって妊活に励むことで妊娠率は高まります排卵のタイミングを計るだけで、10人中6〜7人にまで確率を引き上げることができます。精子の寿命はおよそ2日間、卵子の寿命は8時間程度です。

 

妊娠率を高めるタイミング方

排卵日を予測し、その2日前から基礎体温が上昇しだすまで、1日おきのペースで妊活に励むことです。

排卵の3日前に妊活に励むと精子は老化します(寿命が2日だから)、排卵後8時間以上たってからの妊活は卵子が老化してしまいます(寿命が8時間だから)。

 

4.日常の中でできる妊活の取り組み3選!

日常の中でできる妊活の取り組み

あなたが今35歳を迎え「子どもがいる人生を」と強く望んでいるなら、今すぐ先ほど説明したタイミング法に取り組むべきです。35歳以降は、妊娠率が低下することが明らかだからです。1年後、2年後先に妊活に時間を費やすなら、今の方が断然妊娠する確率は高まるからです。

 

(1)いつでも妊婦になれる準備をしておくこと

まずは基本的な生活習慣を整えることです。

  1. 生活習慣が乱れると、健康でいることが難しくなります
  2. 健康でなければ妊娠能力は低下します
  3. バランスの良い食事を取るようにします
  4. 夜は7時間以上しっかり眠ります
  5. 適度な運動をすることが大事です

新鮮な野菜や果物はもちろん、たんぱく質を摂ることも必要です。たんぱく質不足は、ホルモンバランスの乱れにつながります。

 

胎児が正常な細胞分裂をするための葉酸を摂取することも大切

胎児が正常な細胞分裂をしていくために必要な「葉酸」を毎日摂ることも大切です。細胞分裂は妊娠4週目くらいから始まります。妊娠が分かった時点で既に妊娠5〜6週をすぎています。「葉酸」は妊活中にこそ必要な栄養素、と言うことになりますね。

激しい運動をする女子スポーツ選手が、無月経になることは珍しくありません。激しい運動ではなく、疲労が残りすぎない程度の健康に良い運動を取り入れて下さいね。

 

(2)タバコは吸わないこと

タバコを吸っている間は、妊娠能力は低下します。タバコには健康被害があるのはもちろん、血液中の酸素が低下、血流不良が起き卵子を破壊、閉経を早めてしまうからです。妊娠後も胎盤などにも悪影響を与え、流産のリスクも高まります。受動喫煙でも、同じ問題を引き起こしてしまいます。

 

看護師からのポイント

助産師ポイント

もし、まだタバコと関わりを持っているなら、今すぐ禁煙しましょう。受動喫煙してしまう環境にいるなら、 今すぐ環境を変えられる方法を考えましょう。

 

(3)太りすぎない、痩せすぎないこと

太りすぎや痩せすぎることで、妊娠能力は低下します。妊娠に重要なエストロゲンが、脂肪細胞の中で作られるからです。

痩せすぎの女性十分なエストロゲンを分泌することができません
太りすぎの女性エストロゲンが過剰に分泌されてしまいます

体脂肪が多すぎたり少なすぎたりする女性の多くは、生理不順や無排卵の傾向が見られます。

まず、自分の適切体重を知るために、肥満指数(BMI)を算出してみることです。計算式は体重(Kg)÷身長(m)2で求められます。インターネットの計算サイトを利用すると簡単に求められます。妊娠に適切なBMI値は18.5〜24.9です。まずは適正なBMI値になるよう、体重コントロールから始めましょう。

 

5.まとめ

不妊治療が長くなると、カラダや精神も疲れ、金銭的な負担も風船みたいにどんどん膨らみます。

現実、今の日本では何らかの不妊治療をしたことがある夫婦は、6組中1組と高い割合を占めています。でも大丈夫です。病院に頼る前に、今自分たちでできる妊活を取り入れることで妊娠能力は間違いなくアップします。

自分の妊娠力を知ることは、自分のカラダを知ることにもなります。不妊治療による負担を減らし、皆さんの将来の時間が少しでも豊かになれば嬉しいです。頑張って下さい。

 


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ABOUTこの記事をかいた人

jun

【大阪府/30代/正看護師免許/助産師免許】助産師として働きだし15年以上になりました。読んだ方が、「また明日も頑張ろう」と気持ちを後押しできるような記事が書けるよう、頑張ります。